【佐賀・西日本ダービー】ショウガタップリが断然の支持に応える…吉原「メンタルの強さに脱帽」

10日、佐賀競馬場で行われた6R・西日本ダービー(3歳・ダ2000m)は、吉原寛人騎乗の1番人気、ショウガタップリ(牝3・金沢・高橋俊之)が快勝した。6馬身差の2着にストレリチア(牝3・高知・別府真司)、3着に2番人気のグロリアドーロ(牡3・兵庫・石橋満)が入った。勝ちタイムは2:11.5(良)。

序盤は、アストライオスが先手を取ると、ストレリチア、ショウガタップリ、グラティアスグーなどが続く。2周目第2コーナーでストレリチアが先頭に変わり、グロリアドーロとショウガタップリが追いかける展開に。最終コーナーでショウガタップリが外から先頭に変わると、直線に入っても豪快な伸び脚でぐんぐん後続を突き放し、2分11秒5のタイムで先頭ゴール。6馬身差の2着にストレリチア、2馬身半差の3着にグロリアドーロが入線した。勝利したショウガタップリは、これで重賞競走7勝目。西日本ダービーの金沢所属馬の勝利は、昨年に続く2度目の勝利。鞍上の吉原寛人騎手は、2020年エアーポケットで勝利して以来、2度目の勝利を飾った。

負けられない一戦

1着 ショウガタップリ
吉原寛人騎手
「ホッとしています。連勝を止めてしまったので、今日はまた負けられない一戦だったと思うので、無事勝てて本当にファンの皆様のおかげです。初の大井の長距離輸送もこなしてくれていたので、遠征は大丈夫だなということで、自信をもってこの佐賀を選択してきましたけど、また良い状態で当日を迎えられたので、それが勝因だと思いますし、馬のメンタルの強さに本当に脱帽です。枠順的に良い枠を引いたので、揉まれずに行きたいなということと、力さえ出し切ってくれれば良い結果が出ると思っていましたので、その通りに馬も動いてくれて本当に良かったと思います。(道中は)ヒヤヒヤしましたね。捲られてもまだちょっと仕掛けには早いなと思って一旦ちょっと押さえて行きましたけど、そこから3コーナー入る頃にアクションを起こすとしっかり反応してくれたので、これなら大丈夫だということで本当に良い競馬が出来たなと思います。佐賀の重賞は初勝利なので、すごく嬉しいです。本当に名前もそうですけど、たっぷり賞を獲ってくれるそんな馬なので、今後も無事に怪我なく元気に走ってもらって沢山また賞を獲ってもらいたいなと思います」

ショウガタップリ 13戦12勝
(牝3・金沢・高橋俊之)
父:エスポワールシチー
母:ハートフルビコー
母父:ゼンノメイジン
馬主:芳賀克也
生産者:斉藤政志

【全着順】
1着 ショウガタップリ 吉原寛人
2着 ストレリチア 畑中信司
3着 グロリアドーロ 田中学
4着 オレンタノ 石川慎将
5着 ツミキヒトツ 渡邊竜也
6着 ムーンローバー 廣瀬航
7着 ミヤノウッドリー 山田義貴
8着 ニューホライゾン 山口勲
9着 グラティアスグー 林謙佑
10着 コチョウ 大畑雅章
11着 アストライオス 飛田愛斗
競走除外 マジェスティック 浅野皓大

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