本島2万9千戸で一時停電

 9日午前9時16分、沖縄本島北部から南部にかけた広い範囲で一時、停電が発生した。沖縄電力によると、停電戸数は約2万9千戸で午前9時28分までに全て復旧した。

 停電があったのは、本部、名護、恩納、読谷、嘉手納、うるま、北谷、宜野湾、北中城、中城、西原、浦添、那覇、糸満、南風原、豊見城、南城、八重瀬の18市町村。停電は最大で12分間だった。

 沖電によると、停電は金武火力発電所1号機の発電設備が何らかの原因で緊急停止し、電力システムを保護する系統安定化装置が自動的に作動したことによるもの。緊急停止の原因は現在調査中としている。

 沖電は「ご不便をおかけしたことを深くおわびする」とコメントした。

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