近衛剛大さんがビオラで3位 ミュンヘン音楽コンクール

ミュンヘン国際音楽コンクールのビオラ部門で3位に入った近衛剛大さん=10日、ドイツ南部ミュンヘン(共同)

 【ミュンヘン共同】ドイツ南部ミュンヘンで行われている第72回ミュンヘン国際音楽コンクールで10日、オランダ生まれでアムステルダム在住の近衛剛大さん(25)がビオラ部門で3位に入った。公共放送ARD主催の同コンクールは若手音楽家の登竜門として知られている。

 近衛さんは2018年の同コンクールで3位だった。今回はウォルトンの作品をオーケストラと熱演した。「前回は緊張して思うようにできなかったが、今日は楽しむことができた。ファイナルで演奏できて、とても満足している」と語った。

 音楽家一家出身の近衛さんは、20年にオーストリアで開催されたヨハネス・ブラームス国際コンクールで1位を獲得した実力者。

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