山田涼介、ラブストーリー映画初主演 目が不自由な音大生=浜辺美波へ思い 「サイレントラブ」公開決定

「ミッドナイトスワン」の内田英治監督、山田涼介と浜辺美波が出演する映画「サイレントラブ」が、2024年1月より劇場公開されることが決まった。

「サイレントラブ」は、主人公の青年・蒼(あおい)と、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の少女・美夏(みか)が、静かに思いをつむいでいくラブストーリー。希望もなくただ生きているだけの蒼がある日出会ったのは、事故で目が不自由になった音大生の美夏。何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべての危険から守ろうとする。だが、美夏に思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命の濁流がふたりをのみこんでいく。

主人公の蒼(あおい)役には、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「鋼の錬金術師」「燃えよ剣」などの山田涼介。ラブストーリー映画初主演となる本作で、声を発することをやめた不器用な人物役という新境地を見せる。不慮の事故で目が不自由になり、絶望の中でもがくピアニスト・美夏(みか)役を、「思い、思われ、ふり、ふられ」「約束のネバーランド」「シン・仮面ライダー」などの浜辺美波が演じる。音楽は、「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「君たちはどう生きるか」などのスタジオジブリをはじめとした作品で音楽を担ってきた久石譲が担当する。

特報映像では、蒼と美夏の出会いの場面をはじめとした美しい映像が収められている。ピアノを弾く美夏の姿を偶然見かけた蒼、彼女の手のひらに触れたその時から世界でいちばん静かなラブストーリーが始まる。そして、ある出来事から声を発することをやめた蒼と、ある事故により絶望の淵にいるピアニスト志望の美夏が次第に交流を深めていく様子が、美しい映像と音楽にのせて描かれていく。ティザービジュアルには、美しい光の中で、お互いの存在を確かめあうかのように惹かれあう蒼と美夏の姿が描かれている。

内田英治監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【内田英治監督 コメント】

言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい。そう考えて出来上がったオリジナル作品でございます。役者さんの表情や、内面の気持ちの変化だけでストーリーが進んでゆく。優しさや怒りや悲しさが、音楽によって静かに奏でられてゆく。そんな静かな静かな純愛物語でございます。

本作では山田涼介さん、浜辺美波さんと初めてご一緒させていただきました。極度に純粋な若い二人の愛の感情を、ほとんどセリフに頼らずに表現しなければならない。そんな難しい役を最高な形で演じていただきました。撮影現場では驚くほど静かに佇んでいながら、その視線の力強さが印象的だった山田さん。静かな優しさがそのまま演技に投影されていた浜辺さん。お二人が持つ素の魅力がより作品に力を与えたと思います。

そして音楽を久石譲さんに担当していただきました。その昔、映画を夢見ながら記者をやっていた頃に憧れからインタビューさせていただき「いつか映画監督になったら音楽を作っていただきたい」とお話しして、25年がたちました。今回はその夢が叶った作品でもあります。出来上がった曲を聴いただけで涙してしまいました。そんな曲の数々が、山田さん、浜辺さんの静かな演技と融合します。みなさんぜひお楽しみに。

【作品情報】
サイレントラブ
2024年1月 全国ロードショー
配給:ギャガ
(C)2024「サイレントラブ」製作委員会

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