ラグビーW杯白星発進「最高のスタート切れた」「ユニホーム着て応援、一体感」神戸のPV会場

日本代表のユニホームを着て、歓声を上げるパブリックビューイングの来場者=10日夜、神戸ハーバーランドのスペースシアター

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会で10日夜、日本はチリとの1次リーグ初戦を勝利で飾った。神戸ハーバーランドのスペースシアターでは、神戸市が主催するパブリックビューイングが開かれ、集まったファンたちが喜びを分かち合った。

 会場には抽選に当たった約300人に加え、立ち見エリアにも100人近くが詰めかけた。試合は序盤に先制されるも、リーチ・マイケルのトライなどで日本が勝ち越し。終わってみれば42-12と快勝し、白星発進に成功した。

 来場者の多くは日本代表のユニホームを着用し、配布されたハリセンを叩いて熱い声援を送った。得点を重ねるたび歓声が上がり、熱気が会場を包んだ。

 コベルコ神戸スティーラーズから出場した具智元とサウマキ・アマナキのグッズを身につけていた北区の女性(52)は「チームは少し緊張しているように見えたが、勝てて良かった。最高のスタートが切れた」と笑顔で語った。

 日本は次戦を17日(日本時間18日)、前回準優勝のイングランドと戦う。家族3人で訪れた灘区の男性(42)は「一体感のある雰囲気を楽しめた。強豪との対戦が続くが、神戸から応援を届けたい」と話した。(小野坂海斗)

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