【MLB】エンゼルスはガーディアンズ4連戦勝ち越し 大谷翔平は7試合連続欠場 トラウトに放出報道も

写真:3ヶ月ぶりの復帰登板を無失点に抑えたベン・ジョイス

9月10日(日本時間11日)に本拠地で行われたガーディアンズ戦、エンゼルスは2-1で勝利し、4連戦を3勝1敗の勝ち越しで終えた。わき腹を痛めている大谷はこの日もラインナップから外れ、7試合連続の欠場となった。

エンゼルス先発は左腕ケニー・ローゼンバーグ、対するガーディアンズ先発は新人右腕タナー・バイビー。

試合は1回裏、先頭打者ランドール・グリチックが二塁打でチャンスを作ると、一死三塁となってからマイク・ムスタカスが犠牲フライを放ちエンゼルス先制。しかし2回表、元エンゼルスのコール・カルフーンにソロ本塁打を打たれ同点に追いつかれる。

3回裏、エンゼルスはカイレン・パリスが安打で出塁すると、続くグリチックの打席でガーディアンズ先発バイビーが2度のボークで一死三塁に。グリチックはサードゴロに終わったもののその間にパリスがホームインしエンゼルスは勝ち越しに成功。

ローゼンバーグは5回表に二死二、三塁のピンチを招いたものの三振で切り抜け、6回以降は1点差を守る継投リレーに入る。3番手で新人右腕ベン・ジョイスが6/9以来の復帰登板を果たし無失点に抑えるなど、ブルペンがガーディアンズ打線を抑え込みエンゼルスは勝利した。

エンゼルスは9月に入りアスレチックス、オリオールズに2シリーズ連続でスイープされるなど負けが続いていたが、ガーディアンズとの4連戦は大谷不在の中勝ち越しに成功。

若手の活躍もあり調子が上向いてきたかに見えるエンゼルスだが、この試合前に『USAトゥデイ』は「エンゼルスはマイク・トラウトがトレードを希望した場合は放出に応じる構えだ」と報じた。7年もの契約期間が残っているトラウトはトレード拒否権を持っているが、トラウトが希望すれば拒否権を破棄することができる。トラウトはエンゼルスの首脳陣と話し合いを望んでいると報じられていたが、移籍に関しての意向は不明。

生え抜きスター選手であるトラウトをトレードに出すことは、エンゼルスにとっては完全な再建を迎えることを意味する。そうなれば大谷との再契約も望めないだろう。果たしてトラウトは移籍を望むのか。今後の動向に大きな注目が集まる。

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