モロッコ、地震死者2100人超 救助活動続く、負傷者2421人

9日、地震の犠牲者を運ぶ救難チーム=モロッコ中部マラケシュ付近(AP=共同)

 【マラケシュ共同】北アフリカ・モロッコ中部で8日深夜(日本時間9日朝)に発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、内務省は10日、死者が2122人、負傷者が2421人に上ったと発表。犠牲者はさらに増える可能性がある。重傷者は9日深夜の発表時点で1404人。

 地元メディアによると、軍や救急隊が被災地に入り捜索や救助を継続。倒壊した家屋に閉じ込められた市民を多数助け出した。震源地の中部ハウズ県などは山間部に位置し、活動は難航。道路ががれきなどでふさがれた場所もある。内務省は救助隊派遣を申し出たスペイン、カタール、英国、アラブ首長国連邦の4カ国の支援を受け入れると表明した。

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