桜井ユキ、井之脇海、今井英二、栗原英雄が「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」“レストラン編”に出演決定

フジテレビ系で10月9日にスタートする、二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演する連続ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9:00。初回30分拡大)。このたび、臆病で頑固なシェフ・立葵時生(大沢)の老舗洋食屋「葵亭」で巻き起こる聖夜の大騒動を描く、通称“レストラン編”に主に出演するメンバーとして、桜井ユキ、井之脇海、今井英二、栗原英雄が発表された。4人はともに大沢とは初共演となる。

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブの1日を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。聖夜に何が起きるのか――。主人公3人の男女のそれぞれの物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。演出は「HERO」シリーズ(フジテレビ系)、映画「マスカレードホテル」シリーズ(2019、21年)などの鈴木雅之氏が担当し、映画「翔んで埼玉」(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏が書き下ろすオリジナル作品。企画・プロデュースはフジテレビの「コンフィデンスマンJP」や「リーガルハイ」シリーズなど多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明氏が務める。

桜井が演じるのは「葵亭」で働くソムリエール・竹本梅雨美。ワインをこよなく愛する明るいムードメーカーだ。一度決めたことは曲げない頑固な時生に対して、物おじせずに意見を言える存在。創業当初から毎年欠かさずクリスマスの特別ディナーコースを提供している「葵亭」では、クリスマスイブの予約は満席だ。朝から仕込み作業に追われていたが、突然店に見知らぬ男が侵入してきたことで、思わぬトラブルが発生。初代の頃から続いてきたクリスマスディナーが途絶えてしまう危機を脱するため、梅雨美は機転を利かせるが、問題は山積み。そんな、明るく働き者の梅雨美にも、内に秘めた思いがある。

肝の据わった明るいソムリエールを演じる桜井は、オファーを受けた際「率直にとてもうれしかったです!」と喜び、「そうそうたる先輩方の中に身を置かせていただく緊張感もありますが、それ以上にこの作品の世界の一部になれるということがとても楽しみです。“レストラン編”は、ほかのストーリーと違い基本的にワンシチュエーションで繰り広げられる物語です。そしてコメディー要素も割と多めです。鈴木監督、成河プロデューサーからの『楽しみにしているよ』の言葉に若干震えておりますが、デミグラスソースに命を懸けるレストランメンバーの皆さまと、楽しんでこの1日を駆け抜けていけたらと思っています」と意気込んでいる。

なお、大沢との初共演については「小学生の頃、大沢さんの出演されていた『星の金貨』(日本テレビ系)というドラマを見ていたのですが、子どもながらに“なんてすてきな男性なんだ”と衝撃を受けたことを鮮明に覚えています」と告白。それ以降もさまざまなドラマや映画を見ているそうで「作品のキャラクターによって色も違えば、無骨さや、はかなさが同居している、とても深い魅力のあふれる方だと思っています。ですので、今回ご一緒させていただけることをとてもうれしく思います」と胸を膨らませる。

さらに「脚本をいただくたびに、読んでいる私の顔は終始笑みがこぼれています。1日の出来事にして、こんなに壮大に、そしてワクワクする物語はないんじゃないかと思っています。皆さまと一緒に、翌週を待ちわびつつ、楽しんでこのドラマを見ることができたらとてもうれしいです」と語った。

「葵亭」の厨房で働くメンバーで、アルバイトの細野一役には、井之脇が決定した。能天気で楽観的な細野は、ハプニング続きでてんやわんやの「葵亭」の中で1人、このまま店が開かなければいいのに、とすら思っている。しかし、梅雨美をはじめ従業員たちが大切なクリスマスディナーのために一丸となって動く姿を見て、次第に気持ちに変化が生じ始める。

井之脇は「3カ月間の放送で1日の物語を描くという、今まで聞いたことのない企画で、とてもワクワクしました」と印象を述べ、“レストラン編”のことに触れて「コメディー要素が豊富なので、テンポやメリハリを意識して演じたいです。また、『葵亭』メンバー間の距離感が家族のように近いので、いろいろな会話をしながら関係を深めて芝居ができるよう頑張ります」と意欲を燃やす。

大沢の作品を見て育ってきたと明かしつつ、「ご一緒できることがうれしいです。特に大沢さんの声が好きなので、時生を演じる時にどんな声を聞けるのか楽しみです。たった1日の物語を約4カ月かけて撮影するので、とても濃縮された1日がお届けできると思います。個性豊かだけど、チーム感の抜群な“劇団・葵亭”にも注目してみてください!」と呼び掛けている。

今井は、警察官・山田隆史役に抜てきされた。「葵亭」に突然見知らぬ男が侵入してきたことで、警部補の狩宮カレン(松本若菜)から、「葵亭」にしばらく居るように命じられる。任務に実直で、冷静かつ寡黙に努めるが、店内で繰り広げられる珍言動のオンパレードに、ついツッコミを入れてしまうことも。

プレッシャーを感じているという今井は「大先輩方との共演に、今まで感じたことのないプレッシャーで、みぞおちのあたりがキューっとなったりしますが、初めての『月9』レギュラー出演です。一つでも多くの爪痕を残したいと思っております。共演させていただく皆さんを引き立てられるよう、かつ自分もキラリと光るように、全力で努力します」と謙虚にコメント。

続けて、大沢との初共演を喜び「とても光栄です! ご一緒させていただくシーンが多いので、大沢さんのお芝居からたくさん学び、盗めたらと思っています。足を引っ張らないよう、頑張ります! 毎週月曜9時が特別で欠かせない時間にできるよう、精いっぱい頑張ります。クリスマスイブというたった1日の物語がどのように展開していくのか? 楽しみにしてください」と思いを伝えている。

そして、「葵亭」で働くベテランギャルソン・蛇の目菊蔵役を、栗原が担う。菊蔵は、三ッ星フレンチ店の一流ギャルソンとして長年働いていたが、ある理由で「葵亭」にやって来た。こわもてかつ低音ボイスで繰り出される一流店仕込みのサービスながら、どこか抜けたキャラクターで、店に常に騒動を巻き起こす。果たして菊蔵がこの店にやって来た理由とは?

出演が決まって「正直驚きました。舞台作品の稽古に入る前でしたので、すぐスケジュール調整に入りました」と話す栗原は、「とても歴史のあるフジテレビ『月9』ドラマ。青春時代に視聴者として楽しませていただきました」と喜びをかみ締める。

一流ギャルソンを演じることに関しては、「どの役を演じる時も心がけていることは同じで、リアリティーとオリジナリティー。役の置かれた状況下で必死に生きたいと思っております。“レストラン編”はシチュエーションコメディー要素が多くなっておりますので、お楽しみに! 応援よろしくお願いいたします」と力を込めてアピールしている。

物語が進むにつれて「葵亭」で働く個性豊かな面々の過去も明らかとなっていく「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」“レストラン編”。ますます期待が高まる。

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