未明の工事現場に逆走で突っ込む、ひき逃げ疑いで男を書類送検 作業員3人重軽傷

京都府警下鴨署

 京都市左京区の白川通で今年3月、乗用車が水道工事現場の作業員3人をはね重軽傷を負わせたひき逃げ事件で、京都府警下鴨署は11日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、同区の会社役員の男性(37)を書類送検した。同署への取材で分かった。

 書類送検容疑は3月3日午前2時50分ごろ、同区上高野古川町の白川通で乗用車を運転し、南行車線2車線を通行止めにして行われていた工事現場に逆走状態で南側から突っ込み、20~70代の男性作業員3人をはねて骨折などの重軽傷を負わせ、救護せずに逃走した疑い。「事故前に酒を飲んでおり、パニックになって逃げた」と話しているという。

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