“ハンカチ王子”斎藤佑樹 『斎藤ハンカチ店』を開店 「正直、違和感あった」と語る愛称も今は「もう1度ハンカチと向き合う」

元プロ野球選手の斎藤佑樹が、自身のプロデュースする『斎藤ハンカチ店』の開店発表会に登場し、ハンカチに込めた思いを語った。

斎藤は、ハンカチ店の開店にあたり、「斎藤佑樹とハンカチがセットで、もう1度注目をしていただけることは本当にありがたい。まさかこういう機会が来るとは思っていませんでした」と喜びを語った。

続けて、“ハンカチ王子と言われることに違和感があった”と当時の気持ちを振り返りつつ、「ハンカチ王子という名前があったからこそ、色んな方が僕のことを覚えてくださり、今の僕がある。もう1度、僕自身がハンカチと向き合う。改めてそこはちゃんと通らないといけない」と今の心境を告白。

そして、ブランドコンセプトについては「現役時代に感じたこと、活躍したことも悔しかったことも、ハンカチが僕の気持ちとつながっていた。それを形にしたいという思いで作りました」と選手時代に感じたさまざまな思いを反映させたと説明した。

斎藤ハンカチ店 9種類のデザイン

ハンカチのデザインは9種類で、白地に「祝」や「勝」、「信」などの漢字1文字が薄く刻まれたシンプルな作りになっており、これについて斎藤は「僕が経験の中で培ってきた、こんな言葉があったらいいなという(大切にしている)文字を入れさせていただきました」と話した。

また“この夏、甲子園で優勝した慶應義塾高等学校にハンカチを贈るとしたらどの文字を選ぶか”という質問に「僕が好きな言葉は“信”。現役時代に栗山監督から“がんばれよ”という言葉よりも“信じてるから”という言葉をいただいたことが多くて、それが胸に刺さっている」と恩師へ思いを巡らせた。

文字を薄くした理由については「見えるか見えないかくらいの薄さですが、混じり気のない白を表現しました。目で見て、この文字だと認識するのではなくて、うっすらと現れる文字から思いを感じてほしい」とこだわりを明かした。

最後に、今回の“店主”という肩書きについて「アンバサダーではなく、“店主”という立場で主体的になって自分からアクションを起こしていく」と意気込み、多くの人に知ってもらうために「自分が使っていくことも大事だし、誰かに贈り物をするときはこのハンカチを贈りたい」とアピールした。

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