岡山市中心部の献血ルームで献血者が大幅に減少 駐車場閉鎖が影響か イベントなどで協力呼び掛け

岡山市中心部にある献血ルームの献血者が減っています。近くの駐車場が閉鎖されたことが影響しているとみられ、県赤十字血液センターはイベントを企画をするなどして献血を呼び掛けています。

岡山市北区にある「献血ルームももたろう」です。岡山県全体の献血の約3割を担っています。

県赤十字血液センターによると、8月1カ月間の献血者は1954人で、前の年の同じ月と比べて約120人減っています。過去5年間で最も少ないということで、必要な献血量の8割ほどしか確保できていません。

(献血ルームももたろう/今脇崇行さん)
「病気と闘っている患者さんに必要な輸血用血液をお届けするのが不可能になりますので、なんとか足を運んでいただけたらありがたいです」

減少の理由について県赤十字血液センターは、近くにある城下駐車場が老朽化に伴う工事で2023年7月に閉鎖されたことが影響しているとみています。利用者の9割以上がこの駐車場を使っていたということです。利用再開は、12月中旬の予定で、閉鎖中は近くの提携駐車場を使うよう呼び掛けています。

また、県赤十字血液センターは、お菓子を配るなどのイベントを通して献血を呼び掛けるほか、献血バスの稼働を増やして対応していくということです。

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