“時限発火装置”で放火 保険金目的か兄に懲役8年求刑 広島

時限発火装置を使い保険金目的で放火した罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役8年を求刑しました。

安佐北区の被告の男は(48)は弟の被告の男(38)と共謀し、テレビアニメを参考に製作した時限発火装置を使って親族が所有する住宅に保険金目的で放火した罪に問われています。

11日の裁判で検察は「被害結果は重大で、近隣住民が火事に気付くのが遅れていれば逃げ遅れた可能性が高い」などとして被告の男に懲役8年を求刑しました。弁護側は「被告は精神的な病気を抱えていて弟の指示によって動く道具のような立場だった」などとして刑の減軽を求めました。

判決は15日に言い渡される予定です。

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