ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本代表がチリとの初戦に臨んだ10日、石川県内各地でパブリックビューイング(PV)が行われ、大勢のファンが歓声を送り、勝利の喜びに浸った。代表ジャージー姿の来場者も目立ち、「4年前の快進撃をもう一度」と期待する声が相次いだ。
金沢駅もてなしドーム地下広場では、金沢市ラグビーフットボール協会がPV会場を設け、約400人が集まった。割れんばかりの「ニッポン」コールが響き、トライが決まるたびに抱き合うなどして歓喜の輪を広げた。
前回大会で感動しラグビーが好きになったという同市西南部小2年の水上翔太さん(8)は、リーチ・マイケル選手を描いた手製のプラカードを掲げ、「みんなで協力して点を決める姿がかっこいい」と目を輝かせた。父弘章さん(49)も「あすから仕事だが、元気をもらった」と話した。
イングランドから妻と旅行中のアンドリュー・オールマンさん(59)は「日本のファンはアメージング」と大興奮。近く、試合観戦に行く予定で「日本を応援するよ。イングランドに勝てたらね」と18日の次戦に対抗心を燃やした。
PVは白山、野々市、小松3市でも行われ、各会場の盛り上がりの様子がライブ中継された。
馳浩知事、村山卓金沢市長らも会場に駆け付けた。