「ナスD大冒険TV」深夜から日曜午前11時に引っ越し! バイきんぐ・小峠「そのノリについていけない」と困惑

2020年4月の番組スタートから、深夜2時台、深夜0時台と放送時間を移しながら続いてきたテレビ朝日のバラエティー「ナスD大冒険TV」(金曜深夜0:50)が、10月1日から日曜午前11:00スタートの枠に引っ越すことが分かった(一部地域を除く)。

「ナスD大冒険TV」は、南米・アマゾン取材中、現地で染料に用いられる木の実を誤って顔面に塗りたくり真っ黒な姿になったことから“ナス色の顔=ナスD”と呼ばれるようになったテレビ朝日の友寄隆英ディレクターによる初の冠番組。これまでは、ナスDによる「無人島0円生活」や「サバイバル完全攻略マニュアル紹介」、またヒマラヤの山々を自らの足で歩き“アジア最後の秘境”と呼ばれる地域に住む「天空のヒマラヤ部族」などを取材してきた。

元テレビ朝日ディレクター・大谷映芳氏とタッグを組んで敢行した、150日間にわたる長期密着取材では、ほかの番組では捉えられない絶景や現地の人々の生活模様、失われつつある貴重な光景をたびたび取り上げてきた。大谷氏は、世界最難関K2の西陵ルートの世界初登頂に成功し、故・植村直己さんも取材した経験を持つ日本屈指の冒険家だ。番組では、ほかにも、バイきんぐ・西村瑞樹がサバイバル生活に挑戦したり、井上咲楽が山道を駆け巡る過酷競技“トレイルラン”で50kmの走破に成功したり、山本雪乃アナウンサーが秘境・マダガスカル取材を敢行するなど、通常の深夜番組とは思えないパワフルな内容を届けてきた。

10月から日曜の午前中に放送時間を変えておくるのは、「天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間」の最後の密着取材ブロック。長きにわたりオンエアしてきたヒマラヤ取材が、遂にクライマックスを迎える。ヒマラヤ・ネパールの絶景や世界屈指の名峰の数々、また標高4000m以上で生きる人々のたくましさを余すことなく届ける。

また、新コーナーや新企画も続々登場予定。テレビ朝日の名物企画「無人島0円生活」をはじめ、全く新しいサバイバル企画などにも挑戦予定で、放送時間も30分から45分に拡大し、さらにパワーアップして、ナスDと愉快な仲間たちが大暴れする。

このたびの枠移動について、番組MCを務めるバイきんぐ・小峠英二は「放送時間が12時間上がるって聞いたことない…」と絶句。深夜放送のゴールデン昇格などはあるが、深夜1時から午前11時に変更になる「そのノリについていけない」と不安をあらわにしていた。一方、山本アナは「番組のスタッフがやる気をだして、立候補したのでは…」と予想。西村からは「日曜朝は子どもも見やすい時間。これまで番組を見られなかった視聴者層にも見てもらえる絶好のチャンス!!」と前向きな言葉も飛び出した。

放送時間変更の発表を行ったスタジオのトークでは、小峠の「そもそも、この番組は誰が見てるの?」と視聴者像を問う場面も。「日曜日の午前中はゆったりとした時間で、遅めの朝ご飯を食べながら見てほしい」「午後からどこかに出かける前に見てほしい」など、さまざまな意見が出た後、「これまでの深夜放送を見てくれていたファンはそのままに、子どもからお年寄りまで、もっと幅広い視聴者に番組を届けたい」という結論でまとまった。

放送時間が変わってもメインキャラクター・ナスDは全力でフルパワーに活躍。MCのバイきんぐ、井上と山本アナも継続して出演する。日曜朝の新・名物番組を目指す「ナスD大冒険TV」にますます期待が高まる。

© 株式会社東京ニュース通信社