大地震の発生を想定した救出訓練が11日、愛媛県の松山市と今治市を結ぶ「水ケ峠トンネル」で初めて両者の消防の合同で行われ、いざという時の連携を確認しました。
「水ケ峠トンネル」で行われた訓練は、伊予灘を震源とする震度6弱の地震で土砂崩れが発生し、車1台が埋もれたという想定で行われました。
訓練は松山市と今治市を管轄する両者の消防が初めて合同で実施し、まずはドローンで現場の様子を探ります。
「今治救助は進入後安全管理員を配置し車内の検索活動に当たれ。松山救助は、救出ラインの設定。以上!」
その後、隊員は崩れた土砂に見立てた斜面をロープで上って救助に向かい、エンジンカッターでドアを取り外すと、車内に取り残された人に見立てた人形を、助け出していました。
初めて合同訓練を行った松山市と今治市の消防は、それぞれの場面で連携を確認していました。
(松山市東消防署・中矢弘徳署長)
「広域化する災害に対応するために、しっかりと連携が取れる迅速な活動をしていきたい」