元幕内、幕下徳勝龍が引退へ 20年初場所で幕尻優勝

徳勝龍

 大相撲の元幕内で東幕下37枚目の徳勝龍(37)=本名青木誠、奈良県出身、木瀬部屋=が現役引退の意向を固めたことが秋場所2日目の11日、日本相撲協会関係者の話で分かった。再入幕の2020年初場所は、西前頭17枚目の地位で幕尻優勝を果たした。年寄「千田川」を襲名する見通し。

 徳勝龍は高知・明徳義塾高―近大から09年初場所で初土俵。11年九州場所で新十両、13年名古屋場所で新入幕となった。優勝1回。殊勲賞1回。敢闘賞1回。優勝翌場所の20年春場所には、横綱鶴竜から唯一の金星を挙げた。突き、押し、左四つの攻めを得意とし、最高位は西前頭2枚目。

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