【広島県】高校サッカー16強出揃う

ドイツ戦2試合連続でゴールを奪った浅野拓磨選手は今回の全国高校サッカー選手権の応援リーダーになりました。自身は2年生で全国大会得点王。そんな浅野選手の後を追う選手達が奮闘する広島県大会はきのうベスト16が出そろいました。その中で全国経験がある沼田の一戦をピックアップ。攻守の要でチームをまとめたキャプテンの奮闘に迫りました。

26年ぶりの頂点を目指す沼田。2年連続ベスト4のチームも、今年は夏の県総体ではまさかの1回戦敗退。予選から戦います。注目は打点の高いヘディングが武器キャプテン阿部一太選手。

初戦でハットトリックを達成した大黒柱がチームを勝利に導けるか?!

■沼田高校3年 阿部一太 主将

「冬では悔しい思いをしたくなくて(夏の県大会で)負けた次の日からいつも以上に意識して取り組んできたのでこの冬にかける思いはどのチームよりも強い。」

ベスト16をかけて青の沼田は、全国出場4度を誇る緑の広島観音と対戦。開始直後にアクシデントが。矢野選手が相手と交錯し負傷交代。いきなり攻撃の軸を欠く展開に。その焦りか、流れがつかめず。前半10分に失点。主導権を握られ1点ビハインドで折り返します。

■沼田高校 桂大晴 監督

「絶対か変わる。セットプレーひとつきたら変わる。よし!まだ行けるよ!」

しかし後半に入っても観音のペースが続き2失点。チームが下を向く中キャプテンは鼓舞し続けました。

■沼田高校3年 阿部一太 主将

「最後の選手権なので悔いの残らないよう最後までやりきろうと声をかけた。」

終盤得意のセットプレーのチャンスを獲得します。しかし決めきることが出来ず。沼田の挑戦が終わりました。

■沼田高校 桂大晴 監督

「負けは負け。認めるしかない。残りの高校生活でやれることを精一杯やれば意味のあることになるんじゃない。この負けをどう価値あるものにするか。」

■有田優理香アナウンサー

「高校サッカーの経験をどう活かしていく?」

■阿部一太選手

「大学でもサッカーをするので、もっと引っ張って全国優勝やプロに行きたい。」

夏の県総体で優勝した国際学院など4チームはこの決勝トーナメントから登場です。決勝トーナメントは2023年10月29日から始まります。

【2023年9月11日 放送】

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