フランス向けに南関競馬、ホッカイドウ競馬のライブ配信を開始

インターネット勝馬投票券(馬券)購入サイト「楽天競馬」を運営する楽天グループの競馬モールは、埼玉県浦和競馬組合、千葉県競馬組合、特別区競馬組合、神奈川県川崎競馬組合、北海道庁と協業し、フランスに向けて、南関東4競馬の「浦和競馬」(浦和競馬場)「船橋ケイバ」(船橋競馬場)「東京シティ競馬」(大井競馬場)「川崎競馬」(川崎競馬場)と北海道の「ホッカイドウ競馬」(門別競馬場)、計5つの公営競馬におけるレース実況映像のライブ配信を2023年9月4日より開始したを発表した。競馬モールがレース映像をフランスへ配信するのは、今回が初となる。

競馬モールは、地方競馬レースのライブ映像の海外配信を2016年に開始し、これまでにアメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポール、ニュージーランドの5カ国向けに約1万5000以上のレースを配信してきた。今回、スポーツベッティング・馬券購入サイトを運営するZEturf France社からレース実況映像の配信意向を受け、フランスが新たな配信先として加わった。

リアルタイム視聴が可能に

各競馬レースの映像に英語の実況音声とテロップをつけて、ZEturf France社へ提供。これにより、フランスの競馬ファンは、各競馬レースの映像を同社のサイトとアプリを通じてリアルタイムで視聴したり、過去のレース映像を自分の好きなタイミングで楽しむことができる。

地方競馬の収益は、地方競馬を主催する地方公共団体を通じて、その地域のインフラ整備や教育・文化の発展、スポーツ振興といった地域振興に役立てられている。競馬モールは「楽天競馬」において、各地方競馬の馬券を全国から購入できる機会の提供や、ファンのコミュニティ作りを通じて、各地の振興を支援してきた。また、国内に加えて海外にもレース映像を配信することで、日本の地方競馬の認知向上やファンの獲得にも取り組んでいる。

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