オリオールズ・バティースタ 靭帯部分断裂も今季中に復帰の可能性

日本時間9月12日、オリオールズのマイク・エライアスGMがメディア対応を行い、右肘の故障で戦列を離れている守護神フェリックス・バティースタについて、右ひじの内側側副靭帯を部分断裂していることを明らかにした。場合によってはトミー・ジョン手術も必要になるような状況だが、バティースタはここ数日、平坦なグラウンドでのキャッチボールを行っており、患部の状態次第では今季中に戦列復帰する可能性もあるという。エライアスGMは慎重な姿勢を崩さなかったが、守護神が今季再びマウンドに立つ可能性を排除しなかった。

現在28歳のバティースタはメジャー2年目の今季、ここまで56試合に登板して61イニングを投げ、8勝2敗33セーブ、1ホールド、防御率1.48、110奪三振の好成績をマーク。ア・リーグ最高勝率を誇るオリオールズの守護神として君臨していた。しかし、8月下旬に右ひじを痛めて故障者リスト入り。故障についての詳細は明かされていなかったが、エライアスGMはようやく靭帯の部分断裂であることを公表した。

エライアスGMは「今、彼が投げているということは、2023年シーズンがまだ終わっていないということだ。彼がどのように感じるか様子を見たい。これが我々のアプローチだ」とコメント。レギュラーシーズンあと3週間、さらにプレーオフの戦いも控えているという状況のなかで、エライアスGMは「保守的なアプローチをとる」と語った。

もちろん、バティースタが今季中に復帰したとしても、オフに手術を受ける可能性は残されている。医師とのミーティングのなかで、現在のプランがバティースタの健康を脅かすものではないということは確認しているものの、エライアスGMは「彼のキャリア、彼の将来、そしてチームの将来が第一だ。長期的なリスクを彼に与えるつもりはない」と手術に踏み切る可能性を否定しなかった。

今すぐに手術を受けても、シーズン終了後に手術を受けても、バティースタが来季絶望であることに変わりはない。そのため、オリオールズはバティースタがシーズン終盤とプレーオフの貴重な戦力となる可能性に賭けて、もうしばらくのあいだは様子を見る方針のようだ。

The post オリオールズ・バティースタ 靭帯部分断裂も今季中に復帰の可能性 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.