恐竜科学博 「少年トリケラトプス」の冒険 後編

東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」から、見どころをご紹介します。恐竜科学博では恐竜をストーリーに沿って展示する「少年トリケラトプスの冒険」を辿りながら、科学博の様々な展示をご紹介していきます。今回は後編です。

さあ、ワニの攻撃から逃れ森の奥へと進んだ少年トリケラトプス。その頭の上から舞い降りてきたのが、大型翼竜ケツァルコアトルスです。飛行生物としては地球史上最大といわれていて、その大きさに来場する人からも驚きの声がよく聞かれる人気恐竜です。少年トリケラトプスも翼竜の大きさに驚き、逃げ出します。

すると、目の前をもの凄いスピードで走り去る2体の恐竜を目撃します。追いかけるのが、肉食恐竜ダコタラプトル。そして逃げるのがストルティオミムスです。こちらのストルティオミムスは別名「ダチョウ恐竜」とも呼ばれ、恐竜の中で最速の脚力があります。

脚自慢の2体が走り去るのを見届けたトリケラトプスは、草食恐竜たちの憩いの場所となっている水辺にたどり着きます。そこには、全身が硬い骨に覆われた鎧竜デンヴァーサウルスやアヒルのような口が特徴のエドモントサウルスが集まっていました。いろいろな災難を乗り越えてきた少年トリケラトプスもやっとここで一息つけるようです。

そして約2カ月に渡り開催してきた恐竜科学博は、9月12日に最終日を迎えます。傷だらけのゴルゴサウルスの全身標本に始まり、様々な化石の標本や大迫力の映像作品、そしてティラノサウルスとトリケラトプスの対決を再現した標本の展示など盛りだくさんです。12日の開館時間は午前9時から午後9時までです。六本木の都心で見ることができるというのもこの展示の特徴の一つ、ぜひ、すきま時間やお仕事帰りに訪れてみてはいかがでしょうか。

© TOKYO MX