独特な世界観のポップでダークなおとぎ話 「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」公開決定

「ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~」のアナ・リリ・アミリプール監督最新作「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」が、2023年11月17日より劇場公開されることが決まった。

「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」は、「ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~」「マッドタウン」で高い評価を得たアナ・リリ・アミリプール監督による、独特な世界観のポップでダークなおとぎ話。第78回ヴェネチア国際映画祭では、コンペティション部門に正式出品された。

謎の少女”モナ・リザ”をある計画に引き込むシングルマザーのダンサー役に、「あの頃ペニー・レインと」などのケイト・ハドソン。謎の少女”モナ・リザ”を、「バーニング 劇場版」などの韓国人俳優チョン・ジョンソが演じ、ハリウッドデビューを果たした。2人を追いかける巡査ハロルドにコメディシリーズ「ジ・オフィス」のクレイグ・ロビンソン、モナ・リザに恋する自称DJのファズに「デッドプール」などのエド・スクラインが名を連ねる。

予告編は、「全警官へ、一人の少女が精神病院から逃走」という緊急警報が鳴り響く中、隔離室から少女が逃げ出すシーンから始まる。少女の名は、モナ・リザ・リー。通称”モナ・リザ”。スーパーパワーで人を操る姿が映し出されたかと思いきや、まるで子供のようにピュアな表情や無邪気に振る舞うモナ・リザの様子も見られる。そして、「自由になるんだ。力を抜いて解き放つんだ」というセリフとともに、予測不可能な展開が次々と繰り広げられていく。

イラン系アメリカ人のアミリプール監督は、本作のアイディアが生まれた経緯について、「アメリカで育った私は、よそ者であることを常に自覚していた。本当の居場所はどこかといつも考え、そんな時に力を与えてくれたのは、ファンタジー映画に登場するヒーローだった」「彼らを見ると自分の存在を理解してくれていると感じ、自由を求める気持ちがさらに強くなる。そんなヒーローを描きたいと思い、モナ・リザというパワフルで超自然的な能力を持つキャラクターが生まれた」と、自らの幼少期の経験が大きく影響していることを明かしている。

【作品情報】
モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン
2023年11月17日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国公開
配給:キノフィルムズ
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