北・東日本は今夜にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込み。局地的な非常に激しい雨、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要となる。また、全国的に厳しい残暑が続くので、引き続き体調管理にも気を配る必要がある。

不安定で蒸し暑い

　湿った空気の影響で、きょう（火）午後も全国的に大気の不安定な状態が続く見込み。北・東日本を中心に雷雨の所があり、東海は夕方まで、北日本は北海道を中心に今夜にかけて、局地的に非常に激しい雨が降りそうだ。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要となる。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要だ。

　南風が吹き込んでいるため、きょう（火）は北日本でも気温が高くなっている。東北や北陸は午前中から、先陣を切る形で30℃を超えているが、午後は関東から西の各地も暑くなりそうだ。湿気が多く、なんとも不快な暑さが続く見込み。東京都心はきょう（火）で30℃以上の真夏日が今年80日目となり、記録を更新し続けている。

暑さおさまらず

　あす13日（水）は、東日本の太平洋側で晴れる所が多くなりそうだ。そのほかの各地は雲が多めで、北陸～北日本、四国付近は雷雨が起こりやすい見込み。引き続き全国的に気温が高く、東北以南の各地は当たり前のように30℃を超える見通し。14日（木）も同じような天気・気温の傾向が続くが、東北北部は多少、気温が下がってきそうだ。

　15日（金）以降も、東・西日本は残暑が続く見込み。晴れ間がある関東は、とくに気温が高くなりそうだ。連休中は日本海側を中心に天気が変わりやすく、17日（日）と18日（月・祝）は多くの地方で、雨の降る時間があると捉えたほうが良さそうだ。

（気象予報士・高橋和也）