都立高校の入試 男女別定員を全面廃止

全国で唯一、高校の全日制普通科で男女別に定員を設けている東京都教育委員会が、都立高校の入試における男女別の定員を全面廃止することを決めました。

東京都教育委員会によりますと、男女別の定員を全面廃止するのは現在の中学3年生が受ける都立高校の入学試験からで、一般・推薦ともに性別に関係なく、成績順で合格者を決めるということです。

都立高校ではこれまで、生徒の男女比をほぼ同数にするため、全国で唯一、男女別の定員を設定していましたが、同じ高校でも男女で合格最低点が異なることなどから、廃止を求める声があがっていました。

このため都教委は一昨年、男女別定員を段階的に見直す方針を決定し、性別に関係なく得点順で決める合格者の枠を去年の入学者で1割、今年の入学者で2割、設けていました。

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