福石小SBCが初V! ソフトボール 長崎新聞社旗少年選手権・レギュラーの部 

【レギュラーの部決勝、北諫早ハリケーン―福石小SBC】タイブレークの8回裏福石小SBC1死三塁、中野が左前にサヨナラ打を放つ=長崎市総合運動公園かきどまり運動広場

 ソフトボールの第42回長崎新聞社旗少年選手権(長崎少年ソフトボール協会・連盟主催、長崎新聞社共催、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎市ソフトボール協会後援、本田商會協賛、コカ・コーラボトラーズジャパン、ナガセケンコー協力)最終日は10日、長崎市総合運動公園かきどまり運動広場でレギュラーの部の決勝トーナメントが行われ、福石小SBCが決勝で北諫早ハリケーンを延長八回タイブレークの末、11-10で破って初優勝した。
 40チームが出場。予選トーナメントを勝ち抜いた8チームが、決勝トーナメントで競った。
 決勝は打ち合いとなり、北諫早が三回までに森日の2ランなどで6-1とリードを広げた。追う展開となった福石小も三回、武田の二塁打を足がかりに、前田佑、高木、井手の3連打などで2点を返すと、四回にも2点追加。5-7の六回には打者一巡の猛攻で4点を奪い、9-7と逆転に成功した。
 北諫早も七回に再び森日の2ランで同点に追いつき、無死二塁制の延長タイブレークに持ち込んだが、福石小は9-10で迎えた八回、前田蒼の適時内野安打で同点に追いつくと、1死三塁から中野が左前にサヨナラ打を放った。

◎打力で5点差挽回
 決勝は福石小SBCが北諫早ハリケーンとの2時間半に及んだ激戦を制した。最大5点差をはね返して初Vを飾った選手たちに、島尾監督は「厳しい試合だったが、最後まで諦めない姿を見せてくれた」と賛辞を惜しまなかった。
 昨年から主力の6年生を中心に、競い合いながら力をつけてきた。決勝は北諫早の打力と走力に苦しんだが、島尾監督が「過去のチームと比べても上位にくる」という自慢の打撃力で徐々に点差を詰めていった。八回にサヨナラ打を放った中野は「絶対に打ってやると思っていた。外の球をうまくはじき返せた」と胸を張った。
 北諫早も4番森日が2本塁打を放つなど健闘したが、最後に力尽きた。木村監督は「投手を中心に気持ちを切らさず頑張ってくれた」と選手たちをねぎらっていた。

優勝した福石小SBC

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