園児の出欠確認徹底求め県が通知 2歳車内置き去り死受け市町村に

岡山県庁

 津山市で保育園に登園する予定だった2歳男児が車内に置き去りにされ死亡した事件を受け、岡山県は12日、保育園や認定こども園を所管する県内市町村に対し、園児が登園しない場合に保護者への速やかな出欠確認を行うよう求める通知を出した。

 政令指定都市の岡山市、中核市の倉敷市を除く25市町村にメールで送った。園児の出欠状況について職員間で情報共有を徹底することなどを含め、登降園時の安全管理を求めている。昨年11月に大阪府岸和田市で同様の事件が発生した際の国の通知も添付した。

 男児は9日、保育園に送り届ける予定だった祖母の車内に約9時間半置き去りにされて熱射病で死亡。通っていた園では園児の無断欠席時の対応として定めていた規則に反し、男児の保護者に連絡していなかった。

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