横浜市が「デマンド交通」実証実験 青葉区の東部3エリア 15日からスタート

横浜市役所

 横浜市は15日から、事前予約に応じて走行する「デマンド交通」の実証実験を同市青葉区の東部3エリアで始める。移動に不便を感じている市民への対応と事業の黒字化を両立させるため、半年間にわたりデータを収集。持続可能な交通サービスを目指して、実現可能性を検証する。

 デマンド交通は時刻表や経路を持たず、利用者の予約に応じて最適なルートを走行する。サービス名称は「あおばGO!」で、来年3月まで新石川、美しが丘、あざみ野地区で実施する。各エリア内に150~200メートル間隔で乗降スポットを設置。人工知能(AI)が利用者が指定した日時、乗降場所などの予約情報を取りまとめ、エリア内のルートを計算するという。料金は乗車1回当たり大人300円、子ども150円。予約はアプリや電話で1週間前から受け付け、直前でも対応できる。

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