日本を訪れているJICA=国際協力機構の外国人研修員らが9月11日、千葉県船橋市を訪れ、小松菜農家から地域ブランド作りのノウハウを学びました。
この取り組みは、国づくりの担い手となる開発途上国の人材を「研修員」として受け入れるJICAの事業の一環として行われたもので、11日は、キューバやコロンビアなど中南米の9か国から合わせて14人の研修員が船橋市を訪れました。
研修では、地域ブランディングの成功事例として、船橋市の特産品のひとつ、小松菜を生産する「西船橋ひらの農園」の平野代一代表が講師を務め、小松菜の人気を高めるために商品開発、食育活動、それにメディア宣伝に力を入れていることなどを説明しました。
研修員からは、小規模農家の後継者問題や地域と連携した商品開発の進め方など、多くの質問があがり、白熱した研修になりました。
研修員らは船橋市のほかに、群馬県や静岡県でもモデル事例を学び、自国の地域ブランド作りに活かしていくということです。