「あと2年で100歳。子どもたちに残さないと」大鉄の早期復旧求め 市民団体が県に署名提出=静岡

2022年の台風15号で被災した静岡県の大井川鉄道の早期全線復旧に向けて支援を求める市民団体らが9月11日、約3万6000筆の署名を森副知事に提出しました。

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井川鉄道は、2022年9月の台風15号の影響で、いまなお、一部区間で運休が続き、観光や交通への影響がでています。全線復旧を支援する会などは2023年3月から署名活動を始め、大井川鉄道が通る川根本町の人口の6倍近くの数を集めました。

大井川鉄道の復旧費用は約19億円ともいわれていて、支援する会は静岡県に全線復旧に向けた公的な支援を求めています。

署名を受け取った森貴志副知事は、「川根本町や大井川鉄道と連携して話し合いを進めていく」と応じました。

<大井川鐵道全線復旧を支援する会 山口捷彦会長>
「大井川鉄道があと2年で100歳。子どもたちに残していかないといけない、先輩の責任があると思う」

署名活動は、全線復旧の目途が立つまで続けていくということです。

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