藤井聡太七冠巻き返しなるか…王座戦第2局 迎え撃つ永瀬王座の勝負メシは3度目のカレー 

将棋の藤井聡太七冠が前人未到の八冠制覇にむけ巻き返すか。永瀬拓矢王座に挑戦する王座戦五番勝負第2局が神戸市で行われています。

藤井七冠が前人未到の全8大タイトル制覇か。5連覇を狙う永瀬王座が「名誉王座」獲得か。どちらも偉業達成がかかる王座戦五番勝負の第2局が神戸市で始まりました。

藤井七冠は後手番です。先に3勝すればタイトルを獲得する王座戦。8月31日の第1局を黒星でスタートした藤井七冠は、この第2局が1勝1敗のタイに戻せるかの正念場です。

その藤井七冠、第1局終了後も多忙を極め、9月6日には王位戦第6局が行われる予定だった静岡県牧之原市でのトークショーでこんな話を…。

(藤井七冠)
「朝が弱くて朝ご飯を食べるのに30分くらいかかっていることがある」

また、対局が続く中でこんなことも過去にはあったようで…

(藤井七冠)
「あした何時に終わるんだろうと思って寝られなくなったことがある」

先週末は熊本県知事を表敬訪問。その翌日、「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」で見事初戦を突破し、くまモンにも祝福を受けました。とにかく藤井七冠は忙しい日々を送っていますが…。

(藤井七冠)
「体調やコンディションに問題はない」
「対局などでいろいろなところに行けるのは自分にとってすごく楽しみ」
「(王座戦は)多くの方に注目していただいている舞台になるかなと思う。全力で対局に臨んで、できる限り面白い将棋を指せるように頑張っていきたい」

一方の永瀬王座、第2局は先手番。連勝すればタイトル5連覇に王手をかけるとともに史上3人目の「名誉王座」獲得へ大きく前進します。

そんな両雄は長年の練習パートナー。初めてのタイトル戦は去年の「棋聖戦五番勝負」でした。この時、藤井七冠は開幕戦は落としましたが、その後3連勝でタイトルを防衛。また、これまで17回出場したタイトル戦で一度も連敗がありません。12日の王座戦第2局は藤井七冠の反撃が注目されます。決着は夜になる見込みです。

さて、重要な局面を支える12日の勝負めし。藤井七冠は「神戸ポークと淡路玉葱の味噌炒め御膳」。パンを食べて育った地元のブランドポークは、柔らかくてジューシー。甘みのある玉葱と味噌で炒められた逸品です。

一方、永瀬王座は「ビーフカレーライス」。第1局では昼食も夕食もカレーだった永瀬王座。今回も験担ぎでカレーを選んだのでしょうか。

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