「熱が入ったところがあった」 副町長が職員に"精神的苦痛を与えた"として議会から是正勧告 副町長は不適切言動認め「真摯に受け止める」

副町長が職員に「精神的苦痛を与えた」として、議会から是正勧告を受けた愛媛県伊方町。
副町長は12日、事業が増えたことが背景にあると認め、「前向きに進める中、熱が入った」と述べました。

Q.パワハラというかたちになるのか――

(浜松一良 副町長)
「前向きに物事を進める中で、ちょっと熱が入ったところがあったのかなと思う」

12日開かれた伊方町議会。
議員から、新たな事業を積極展開している町政をめぐり、職員の負担を懸念する声が上がりました。

(高月芳人 議員)
「職員の数は限られており、むしろ不足していると思われる状況の中、職員への負担が年々増しているのではないかと」

(高門清彦 町長)
「職員の負担軽減のためには、事務事業のより一層のスクラップアンドビルド、選択と集中が必要不可欠」

ここ数年、地域活性化や人口減少対策の事業を次々と打ち出してきた伊方町。
県OBで、その旗振り役を務めてきた浜松一良副町長について、町議会の特別委員会は先週、「職員に精神的な苦痛を与えた」などとして、高門清彦町長に是正勧告書を提出していました。
浜松副町長は12日、取材に対し、事業が増えたことが背景にあると認めました。

(浜松一良 副町長)
「国、県からの権限移譲などもあるし、住民ニーズの多様化もあるので、それに対応するために事務、事業が多くなっているようなことはあると思っている」

浜松副町長は、「真摯に受け止め職員と意思疎通を図りしっかり対応していく」と述べました。

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