東西の落語家が競演 17日神戸で「名人選」 桂福団治や文枝、三遊亭小遊三ら出演

上方落語最古参の桂福団治

 関西と関東の落語家が競演する「第47回東西落語名人選」が17日、神戸市中央区の神戸文化ホールで開催される。上方からは最古参の桂福団治(82)をはじめ、桂文枝ら大御所が出演。対する江戸落語は三遊亭小遊三や春風亭小朝らが口演する。

 同ホール開館以来続く恒例の人気公演。昼と夜の部があり、昼は福団治、夜は文枝がトリを務める。そのほか笑福亭福笑、露の新治、柳亭小痴楽が出演する。

 第39回からトリで出演を続ける福団治は「年間を通じて1番といっていいほど楽しみな落語会」といい、「関東で活躍する落語家との競演は光栄で、互いに吸収できるものがある」と語る。人情噺の名手として知られる福団治。「この年齢になり、噺に一層身が入るようになった。お客さんの期待に応える落語を披露したい」と意気込む。

 昼の部は午後1時、夜の部は同5時半開演。5500円から。同ホールプレイガイドTEL078.351.3349 (小尾絵生)

© 株式会社神戸新聞社