2歳男児車内置き去り死を受け 岡山県が保育施設に安全管理の徹底求める通知

津山市で2歳の男の子が車に置き去りにされて死亡した事件を受けて、岡山県は、市町村を通じて県内の保育施設に対し安全管理の徹底を求める通知を出しました。

この事件は、9月9日に津山市で2歳の男の子が車の中に置き去りにされて熱射病で死亡したものです。

過失致死の疑いで逮捕・送検された祖母は警察の調べに対し「男の子を保育施設に送るのを忘れていた」と話しています。

この保育施設は男の子が欠席していることを把握していましたが、本来必要な保護者への連絡をしていませんでした。

(男児の家族を知る人)
「大人(祖母)も確かに悪かった、うっかりしていて。だけど保育園も子どもを預ける所だから、大事な、小さい子を、その子らを守るための保育士さんだろう。園長から何から全部確認しないとだめだろう」

岡山県は、12日、政令指定都市の岡山市と中核市の倉敷市を除く25の市町村を通じて県内の保育施設に対し安全管理についての通知を出しました。

具体的には、出欠状況を保護者に確認し、職員の間での情報共有を徹底することなどを求めています。

岡山市は11日、施設に対しメールで同様の呼び掛けをしていて、倉敷市は13日、施設の園長を集めて注意喚起するとしています。

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