立民・岡田幹事長 同党一部議員の「汚染水」表現に「口を封じてしまうのは政党としていかがか」党の見解は「処理水」

立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が12日、国会内での定例会見に出席。同党の一部議員が東京電力福島第1原発の処理水海洋放出をめぐり「汚染水」と表現していることについての受け止めを記者団から問われ「党の重要な役職がある人間は控えるべきだと思います。個人が発言した時にいろんな影響が出ると。党の中に対しても含めてですね、十分考えて行動してもらいたい」としながらも「ただ、口を封じてしまうというのは、私は政党としていかがなものかという風に思っています」と述べた。

岡田氏は「個々の議員が自分の信念で意見を述べることを封じるような、そういう政党にしたくないと考えています」と強調。党としては「処理水」との見解だが「だからといって個人が、個々の議員が自分の意見を言えなくなる…そういう風にはしたくないのが私の信念です」と、持論を展開した。

処理水や野党間の選挙協力などで、党がまとまっていないとの指摘に「私はこの考えでやっている。個々の議員が勝手なこと言っている…という報道はいかがなものかと思います。じゃあその社では、個々の社員が自由な意見を言えないのか」と反論した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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