ストライキ中に脚本家抜きでトーク番組を復活!? 女優ドリュー・バリモアが決意語る

女優ドリュー・バリモア(48)が、ハリウッドのストライキが続く中、脚本家抜きで自身のトーク番組を再びテレビに復活させようとしていることが分かった。米エンターテインメント業界は、賃金や労働条件などの問題をめぐる全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合 (SAG-AFTRA) による争議行為のため多くの映画やテレビシリーズの製作中止を余儀なくされており、ストライキ期間中は米トーク番組の大半がお蔵入りになっている。

人気番組『ドリュー・バリモア・ショー』はスケジュールの都合で4月から放送されていなかったが、ストライキへの支持を示すためにMTVムービー TVアワードの司会を降板したわずか数週間後にドリューは、同番組を再びテレビに復活させることを明らかにした。

インスタグラムにドリューは綴っている。「MTV、映画、テレビから身を引くことを選択したのは、私が司会者だったからで、スタジオ、ストリーマー、映画、テレビというストライキが扱っているものと直接対立するものだったから」「ストライキの最初の週でもあったので、脚本家たちと連帯するために当時適切だと思うことをしたの」

「実はこのトーク番組は4月20日に終了したので、中断する必要はなかったということをはっきりさせておくわ。番組に私の名前が入っているかもしれないけど、私だけじゃなく、より広い意味での決断だったし、このストライキ中に初めて復帰することを選んだの」

ドリューはさらに続けている。「これは私の決断よ。私たちは、あらゆる種類のストライキが行われた映画やテレビについて話したり宣伝したりしないというガイドラインに従うわ」「世界的なパンデミックの中でライブ配信を開始した。私たちの番組は複雑な時代のために作られており、現実世界がリアルタイムで経験していることを通してのみ機能してきた。私は脚本家が得意とすること、みんなを団結させたり、人間の経験を理解するのを手助けをしたりするためそこにいたい」「一日も早く皆の決着を願っている。私たちは放送開始以来、困難な時代を乗り越えてきた。だからこそ謙虚さを持ってシーズン4をもう一度始めるため一歩踏み出したの」

その後、WGAの代表はハリウッド・リポーターに対し、組合は9月11日からニューヨーク市にある番組のスタジオでピケを張る予定だと語っている。「『ドリュー・バリモア・ショー』はWGAのストライキ対象番組です。5月2日にストライキが始まって以来、放送を休止してきましたが、このたび (残念ながら) 脚本家なしで復帰することが決定しました。ギルドは、ストライキ期間中に制作を継続するストライキ対象の番組にはピケを張っており、今後もそれを継続する予定です」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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