SNSで「汚染魚」と投稿した共産党の元福山市議 衆院選への立候補辞退【広島・福山市】

福島第一原発の処理水をめぐり、SNSで「汚染魚」と投稿した共産党の元福山市議が次の衆院選への立候補を辞退しました。

共産党によると、元福山市議の村井明美氏は9月7日、日本の魚を食べるよう呼びかけたジャーナリストの投稿に反応。X・旧Twitterで「どうぞ、もっとしっかり汚染魚を食べて10年後の健康状態をお知らせください」と投稿し、批判が集まっていました。党本部はこの投稿を削除し、謝罪するよう村井氏に指示したということです。

■共産党 小池晃 書記局長

「我が党の認識と我が党の見解とは全く反する中身でした。本人はもちろんですが公認したのは中央本部の責任です。私からも関係者のみなさまに謝罪をしたいと思います。」

村井氏は翌日、投稿を削除。自身のブログで「不用意な発信が、福島の方々を一層苦しめるものとなったことについては、深くお詫びするものです。誠に申し分けありませんでした」などと謝罪しました。

村井氏は、次回の衆院選に共産党の公認候補として広島6区から立候補を予定していましたが、辞退しました。共産党は今後、広島6区に新たな候補者を擁立する方向で調整するということです。

【2023年9月12日放送】

© 広島テレビ放送株式会社