【広島南警察署・新庁舎】防災対策強化 9月19日から業務開始

広島市南区全域を管轄する広島南警察署の新しい庁舎が完成。防災対策を強化し、9月19日から業務を始めます。

広島南警察署の新庁舎は、広島市南区出汐に完成しました。業務開始を前に一部を公開しました。管轄するのは南区全域で、人口は14万人余り。移転したのは、現在の宇品東からおよそ1、3キロの出汐です。新庁舎は鉄筋コンクリート造りの5階建て。5年前に管轄する区域が拡大したのに伴い署員が増えて手狭になっていた現庁舎の、約3.3倍の広さです。総工費は約29億円で、約290人が勤務します。現在の庁舎は建築から59年が経ち、耐震基準を満たしていません。新庁舎は基準値の1.25倍の高い耐震性があり、停電時には72時間連続で稼働する自家発電機を備えます。指揮をとる署長室などは津波・高潮への対策で2階以上に配置しました。更に、1階の3か所に「止水板」を設置できます。

■広島南警察署 長谷川雅士 副署長

「積極的な警察活動を展開し、地域の皆様の安全と安心を守っていくということでやっていきたい」

県内産のヒノキを天井に使用するなど、地元へのこだわりを感じさせる新庁舎。

代表電話や管轄区域に変更はなく、9月19日から業務を開始します。

【2023年9月12日放送】

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