伊藤忠商事ら、系統用蓄電池ビジネスにおける協業に向け契約締結

伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)とAkaysha Energy Pty Ltd(以下、Akaysha社)は9月8日、両社の系統用蓄電池ビジネスにおける協業に向けた戦略的提携契約締結を発表した。

Akaysha社は、ブラックロック・グループが運用するインフラストラクチャーファンドを親会社とする事業開発プラットフォームだ。グローバルに系統用蓄電ソリューションの開発、保有、および運営を推進している。

さらに、同社は、2022年にブラックロック・グループのGlobal Renewable Power Fundより出資を受け、今後10GWh以上の蓄電所の開発を計画している。Waratah Super BESS(定格出力850MW、定格容量1680MWh)を豪州で開発するなど、グローバルでさらなる事業拡大を進めているという。

また、両社は、今回の提携により、高性能で効率的な系統用蓄電池システムの開発を目指し、競争力の強化を図る。また、国内での蓄電所の共同開発を推進し、その知見を積み上げることで、豪州を含む海外事業での協業も展開していくとのことだ。

なお、伊藤忠商事は、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大と安定供給に寄与できるように、今回の協業を通じて互いの革新的なソリューションを組み合わせる。そして、持続可能な社会の実現に向けた役割を果たしていくと述べている。

(出典:伊藤忠商事 Webサイトより)

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