京都・北野天満宮が刀剣乱舞とコラボ、重文「髭切」を特別公開

「北野天満宮」(京都市上京区)で10月28日より、日本の文化を発信するイベント『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2023』が4年ぶりに開催。重要文化財「太刀鬼切丸(髭切)」の特別公開を記念して、人気ゲーム『刀剣乱舞(とうけんらんぶ)』とのコラボも実施される。

『刀剣乱舞』とコラボした『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2023』のキービジュアル

全国の天満宮の総本社である「北野天満宮」を舞台に、日本の伝統文化とエンタメを融合させた同イベント。5回目となる今回は「刀剣、紅葉に染まる」をテーマに、日本刀を男性に擬人化した「刀剣男士(とうけんだんし)」を集めて強化し、敵を討伐する育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞』とコラボし、刀剣の魅力を伝えていく。

期間中は、「北野天満宮」が所有する人気刀剣のひとつ「髭切」を特別に公開する。「髭切」は歴史上で何度か名前が変わったことでも知られ、平安時代から鎌倉時代に活躍した源氏一族が持ち主であったことから、華々しさを感じる刀剣としてファンも多い。

『刀剣乱舞』の人気キャラクター「髭切」と「膝丸」

『平家物語』では、武将・源満仲が「髭切」と「太刀薄緑(膝丸)」の2本を刀鍛冶に作らせたことから、ゲーム上では兄弟という設定になっている。同時期に「大覚寺」(京都市右京区)でも「膝丸」の特別展示がおこなわれるため、SNSでは「当然のように一緒にいる弟よw」「絶対兄弟に会いに京都行く」「軽装だし、膝丸も一緒だし、さてはこれを作った方、審神者の喜ぶことをよくご存知の方では?」と話題に。

また、軽装に身を包んだ刀剣男士の「髭切」と「膝丸」がデザインされた同イベントのキービジュアルも公開。期間は、前期10月28日〜11月10日、後期11月11日〜12月3日。拝観時間は期間によって異なるため公式サイトをチェック。参拝は無料だが、宝物殿は一般1000円ほか。このほかにもコラボ企画をおこなわれる予定で、詳細は決まり次第公式サイトにて発表される。

『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2023』

期間:前期/2023年10月28日(土)~11月10日(金)、後期/2023年11月11日(土)~12月3日(日)
時間:前期/9:00~16:30(閉門17:00)、後期/9:00~20:00(閉門20:30)
会場:北野天満宮(京都市上京区馬喰町)

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