岸田文雄首相は13日実施の内閣改造で、木原誠二官房副長官を交代させる。木原氏の妻が元夫の死亡を巡り警視庁から事情を聴かれたと週刊文春に報じられていた。木原氏は自民党岸田派所属。2021年の岸田内閣発足時から官邸で首相を支える最側近として知られる。経済政策「新しい資本主義」といった主要政策の立案にも関わっていた。
関係者によると、木原氏は週刊文春報道を受け、家族への影響などを理由に自ら退任を申し出た。首相は木原氏の留任を検討したが、木原氏の意向を受けて最終的に交代を決断した。
首相は木原氏の後任に同じ岸田派から村井英樹首相補佐官を充てる。
