欧州に触手を伸ばすアメリカ投資会社がエバートンを買収へ

[写真:Getty Images]

エバートンがアメリカの投資会社である777パートナーズに買収されるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

2016年に現オーナーで英国系イラン人の実業家ファルハド・モシリ氏によって買収されたエバートン。これまで同氏は7億5000万ポンド(約1376億円)以上をクラブに投資したものの、過去2シーズンはぎりぎりでプレミアリーグ残留という散々な結果に。そして今季も4試合を終えて勝ち点1の18位と低迷している。

5年連続で財政赤字を計上し、累積損失が4億3000万ポンド(約788億円)に上る現状も踏まえ、サポーターの退任要求が強まる中、先月にはMSPスポーツ・キャピタルとの交渉が破談したとの報道があったが、同じくアメリカの投資会社である777パートナーズが買収にこぎ着けたようだ。

777パートナーズはここ1年9カ月でセビージャ、ジェノア、ヘルタ・ベルリン、スタンダール・リエージュ、ツルヴェナ・ズヴェズダといった欧州の各クラブの大株主となっているが、投資会社内での数々の失敗も指摘されており、リエージュでは先日、抗議活動が行われていた。

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