日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2023でトルコと対戦し、4-2で勝利。欧州遠征でドイツ、トルコに連勝を飾った。
中立地のベルギー・ヘンクで行われた一戦。日本は4-1で勝利したドイツ戦から中2日ということもあり、DF伊藤洋輝以外の10名を変更した。
GKは中村航輔。DFラインは右から毎熊晟矢、谷口彰悟、町田浩樹、伊藤洋輝。中盤の底に伊藤敦樹と田中碧が並び、2列目は堂安律、久保建英、中村敬斗。1トップには古橋亨梧が入った。
試合は15分、伊藤敦樹が堂安とのワンツーから左足を一閃。
伊藤のA代表2試合目での嬉しい初ゴールにより日本が先制する。
さらに日本は、28分、36分と、中村敬斗が連続ゴールを決めてトルコを一気に突き放す。
中村の1点目は久保の鋭いシュートから、2点目はこの試合がデビュー戦となった毎熊のクロスからだった。
トルコは44分、セットプレーからオザン・カバクがヘディング弾。この場面でGK中村が肩を負傷し、シュミット・ダニエルとの交代を余儀なくされる。
3-1で折り返した日本は、後半頭から毎熊、堂安、前田に代えて橋岡大樹、伊東純也、前田大然を投入。
しかし、10番のハカン・チャルハノールが後半から入ってきたことで“基準”のできたトルコは、前に出るしかない状況も重なりイケイケに。
61分、日本はついにその圧力に屈し、ベルトゥー・ユルドゥルムの追撃弾を許してしまう。
日本は直後の64分、伊藤敦樹に代えて遠藤航がピッチへ。これで落ち着きを取り戻すと、78分に伊東が自ら獲得したPKを決めてリードを2点に広げた。
最後は町田に代えて冨安健洋を入れ、2点のリードをしっかりと守り切った日本。
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欧州遠征となった9月シリーズでドイツとトルコを相手に連勝を飾り、結果とともに収穫と課題を手にしている。