楽しみながらSDGs 砺波市、16日からフェス 1073(となみ)の魅力知って

「となみSDGsフェス2023」の企画をPRする砺波市職員=同市役所

  ●ビンゴや輪投げ、的当て…

 砺波市は16日から、同市のイオンモールとなみで始まる「となみSDGsフェス2023」で、館内を巡って身近なSDGs(持続可能な開発目標)を見つけるビンゴや、輪投げなど趣向を凝らした催しを行う。「1073(となみ)」を切り口に楽しみながらSDGsをより身近に感じて実践してもらうのが狙いで、子どもから大人まで「1073」の魅力に触れてもらい、持続可能な社会づくりへの意識向上につなげる。

 砺波市が包括連携協定を結ぶ大手食品会社「明治」(東京)と連携し、市民の体調管理をサポートして街全体の活性化につなげるプロジェクトの一環。協定は同社のヨーグルト飲料「1073R-1乳酸菌」が「1073(となみ)」と読めることが縁となった。

 「1073 SDGs ビンゴ」と銘打ったビンゴゲームでは、SDGsに掲げた17の目標について出題された項目を、ウオークラリー方式でモール内を歩き回って探し出し、達成すると丸印を付ける。

 例えば「すべての人に健康と福祉を」の目標では健康によいという自転車の売り場、「海の豊かさを守ろう」目標では「きときとの魚」など絵に描かれた場所を探し出す。「住み続けられるまちづくりを」との目標では市の魅力を付箋に書き、ボードに掲示する。

 「1073輪投げ」や的当て「ストライク!1073」は、数字をすべて当てると菓子がプレゼントされる。

 このほか、無意識の思い込みや偏見に気づいてもらおうと、家庭や職場で一番権限のある人や、家庭で誰が家事や育児の中心になっているかなど6項目を尋ねるアンケートも行う。

 空気砲やエコバッグづくり、市民グループ「城端線もりあげ隊」によるペーパークラフトや絵はがきのコーナーもある。市と包括連携協定を結ぶ企業が地域貢献を兼ねてブースを出展する。砺波工高の生徒がおもちゃを無償で修理する「おもちゃの病院」もある。

 ワークショップ型の出展は今回が初めてで、担当者は「楽しみながら心身が健康になってもらうため、ご家族でお出かけください」と来場を呼び掛けた。フェスは20日まで。

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