TV アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の第10話が9月6日に放送された。毎回、いろんな自販機が登場し話題となっているが今回は“お風呂が沸いていないピンチ”を解決する自販機が登場、SNS では驚きと称賛の声があがった。本作は、自動販売機として転生した主人公が、異世界を生き抜く“奇想天外”の自販機アニメだ。
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飲食店の店主たちが一堂に会し、神妙な面持ちで話をしている。壊れていた防壁の修復が終わり、安全が確保された街に、人が多く集まるようだ。そこで宿屋の自称看板娘・ムナミは、防壁完成記念とて“飲食店共同で大食い大会”を開くこと提案。飲食店の商人たちもこれに賛同し、2週間後の開催に向けて決起する。
その場にいたハッコンは「ここに俺がいる必要あったのか？」と困惑するも、後日には店主たちが集会所に置かれたハッコンに助けを求めてやってくる。どうやら大食い大会には“大会荒らしの吸引娘”と呼ばれるシュイ、さらには大食い団の4匹が参加するらしいことを知る。
「これじゃ、赤字どころか大赤字だ！」と嘆く店主たちを見て、ハッコンは炭酸飲料の自動販売機にフォルムチェンジ。炭酸飲料を料理と一緒に提供して当日参加者の腹を膨れさせる作戦に、店主たちは賛同し意気揚々と準備に戻るのだった。
そしてついに大食い大会が開幕。参加者の面々には、シュイや大食い団だけでなく、ラッミスやシャーリーも並ぶ。目の前に提供された山盛りのから揚げをあっという間に平らげるシュイを見て、観客は「すご過ぎねぇか…」と驚きをもって見守る。
シュイとラッミスを含め選ばれた5人が決勝に進出することに。ハッコンが新機能の音楽で盛り上げながら、フルーツが入った巨大クレープを提供し、大会は大盛り上がり。最後まで大食いのペースを落とすことなく、シュイが見事優勝を果たすのだった。
大食い大会の優勝賞品は“ハッコンを1日自由に扱える権利”。権利の使い道について、愚者の奇行団の面々から“食べ放題飲み放題”“魔物狩り”といった提案をされるも、シュイは始まりの階層でハッコンとデートすることを宣言する。
ラッミスも引き連れて到着したのは、屋根が崩れ落ちたてボロボロの孤児院。子どもたちはハッコンが出すお菓子や飲み物を警戒しつつも興味津々で、次々と商品を口に運んでいき、笑顔を見せる。
ハッコンは「こんな姿を見せつけられたら、サービスするしかないよな」とフォルムチェンジ。“風船の自動販売機”にフォルムチェンジして、風船を子どもたちにプレゼントする。続いて“高圧洗浄機”にフォルムチェンジし子どもたちと水遊び。さらにびしょぬれになった子どもたちの服を洗い乾かすため“全自動洗濯乾燥機”に変身するなど、大活躍を見せる。
楽しい雰囲気が続く中、突然子どもひとりの叫び声が響く。なんと、お風呂に水をためていなかったことが判明。「今日はお風呂諦めましょうか」と告げる孤児院の園長を見て、ハッコンはまたもフォルムチェンジ。“温泉自動販売機”になり浴槽浴室に勢いよく温泉を放出すると、あっという間にお湯が満たされ、子どもたちは大喜び。
この“温泉自動販売機”について、視聴者から「温泉自動販売機なんてあるの！？」「知らなかった」など知らない自動販売機の世界に驚きの声が多く上がったほか、「なんでもあるな」「やるなぁハッコン！」といったハッコンを称賛する声も見られた。
子供たちの喜ぶ様子に、自販機として追加で提供できるものを考えるも「こういう時、どこまで関わっていいものか…」と悩んでいるハッコン。そこへラッミスがやってきて「変なことで悩んでる？」と心を見透かしたように笑い、話しかける。「もっと自信もっていいんだよ」の言葉に、ハッコンも「最初に拾ってくれたのがラッミスで本当に良かった」と心の中でささやかな感謝をつぶやくのだった。
9 月13日放送の11話では、『愚者の奇行団』の次の遠征先が亡者の嘆き階層に決定。死人魔（しびとま）や骨人魔（こつじんま）が出るらしく、怖がりなラッミスは出発前からビビってばかり。集落に到着しても依然おびえるラッミスをハッコンは優しく見守る。そんなある晩、ハッコンは宿屋の前で子どもの死人魔と出会う。
『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』11話は、9月13日（水）22時よりTOKYO MX、ＢＳ 日テレほかにて放送予定。
©昼熊・KADOKAWA/「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」製作委員会
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