新作『デッドプール3』監督がストライキ早期解決を望む 撮影まだ半分、公開予定の変更も分からず

映画『デッドプール3』のショーン・レヴィ監督は、現在続いているハリウッドのストライキが合意に至り、新作の製作再開ができるようになることを望んでいる。賃金や契約内容を巡る全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)のストライキは、進展が見られない状態にある。それによりライアン・レイノルズ主演の「デッドプール」シリーズ最新作の製作が折り返し地点で中断を強いられており、映画製作者協会(AMPTP)との一刻も早い合意を望んでいるようだ。

デッドラインにレヴィはこう語る。「私たちのような他の業界人のほとんどは、一時停止状態にある。私たちはウルヴァリンが登場する『デッドプール』の撮影を半分ぐらい終えていた。毎日が喜びであったし、望んでいた通りの雰囲気があった」「クルーや、私たち残された人間は、このストライキが公平な合意に至って、私たちの映画を含めたこの業界が再開することを願っているよ」

『デッドプール3』は2024年3月公開予定となっているが、ストライキが継続されている中、日程に変更が出るかはまだ分かっていない。

一方で、俳優ヒュー・ジャックマンが『X-Men』でおなじみのウルヴァリン役として登場する新作は、待つ価値があるとして「僕らの映画は生々しく、大胆でR指定そのものの作品だし、できるだけデジタル加工するような防音スタジオで撮影しないようにしている。自分で感じられる、リアルなものを作りたいから」と語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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