【OSW】ビリーケン・キッドが9.30新木場『旗揚げ4周年記念大会』の見所を語る「小中学生無料なので沢山の子供達に来て欲しい」

「エガオ」と「ゲンキ」を世界中の人々にプレゼントする地球密着プロレス団体OSWが9月30日(土)、東京・新木場1st RINGにて『旗揚げ4周年記念大会』を開催する。

今大会でスペシャルシングルマッチで鈴木鼓太郎と対戦が決定しているOSWのエース、ビリーケン・キッドがプロレスTODAYに来社。

ビリーケン・キッドにOSWの4周年を振返りや自身が対戦する鈴木鼓太郎との一騎打ち、そして「恐ろしい歴史の幕開け」と発言したウナギ・サヤカの初参戦、他カードの見所、最後にOSWの未来について聞いてみた。

OSW『旗揚げ4周年記念大会』
日時:9月30日(土) 開場11:30 開始12:00
会場:新木場1stRING

①OSW旗揚げ4周年について

――9月30日に新木場1stRINGで大会が開催されますが、OSW旗揚げ4周年を振り返ってみていかがですか。

本当に山あり谷あり、谷底に落ちて這い上がりつつあるような気がしますが、まだまだ谷に落ちているような感じなので、もう少し這い上がらないと。これ以上集客ができなければ解散という大会というのがありまして、それを乗り越えて今があるんですけれども。その一瞬だけ盛り上がって、その後それが継続できていないというのが現状です。この4周年を機にもう一度 盛り上げて、そこから波に乗っていきたいと思っております。

――やはりこの4年間にはコロナ禍もあってなかなか大変だったのではないかと思いますけれども。今はコロナの出口が世間的には見えてきたというところを踏まえて、この一番苦しい時期をOSWの皆さんは選手一丸となって乗り越えてるわけですよね。

そうですね。

――これで潰れてもおかしくなかったところを何とか切り抜けて盛り返してきていることについてはいかがですか。

本当にお客様の笑顔のために頑張っているわけですけれども、もっともっとたくさんのお客さんの笑顔を見たいなと。来ていただいたお客さんは楽しんで帰られていると思うんですけれども。あとは何といってもOSWの佐藤社長の笑顔を見られるように。佐藤社長が一番笑ってるのかもしれないですけれども、まだまだ足りないと思うんです。佐藤社長が笑い転げてカメラが持てないぐらいの試合を我々はお見せしたいです。あとは解散を乗り越えて再出発した時に一つコンセプトに挙げたのが、『子供たちに喜んでもらえる、楽しんでもらえるOSW』にしようという形で再出発したんですけれども、全然子供たちは会場に来ません。小中学生無料なのに来ません。おかしい。何とかしたいんですけど、どうしたらいいですか?

――やっぱりプロレスというものは小さい子供が見てくれると将来のファンに繋がっていくと思うので絶対小さい子供に見に来てほしいですよね。

そうなんです。僕も昔、初代タイガーマスクの佐山さんを見てプロレスラーになったわけですから。OSWを見てプロレスラーになりたいと思う子供がいるかどうかは別にして、プロレスの入り口というところで来てもらえると嬉しいです。

――今日はお子さんが大好きになるというOSWの魅力をたっぷりとカード紹介の時にお話いただければと思います。

②スペシャルシングルマッチで対戦する鈴木鼓太郎選手について

▼スペシャルシングルマッチ
ビリーケン・キッド vs 鈴木鼓太郎

――今回、ビリーさん自身がスペシャルシングルマッチとして、鈴木鼓太郎選手との一騎打ちが決定いたしました。現在の心境はいかがでしょうか。

少し間は空いていたんですけれども、この2大会ぐらい前から鼓太郎選手がOSWに参戦するようになりました。そこでOSWのキャラクターと対戦したのですが、鼓太郎さんはどうも納得いっていないようで、「こういう試合がしたいんじゃない」と。僕からしたら「だったらOSWに来るな。よその団体に行ってください」と。我々はこういう団体なんです。

――これがOSWスタイルだと。

そうなんですよ。なのに頑なに「もっとしっかりした真剣勝負がしたい」ということで、私が名乗りをあげたわけですけれども。鼓太郎さんが言いました。「ビリーさん、真剣勝負でお願いします」と。私はリング上で答えました。「鼓太郎さん、OSWはいつだって真剣勝負です」と。

――これはヤバイ戦いが見られそうですね。

その答えはぜひリング上でご覧ください。

――鼓太郎選手、三沢イズムを最も色濃く影響を受けた選手とも言えますし、そういう選手の目指すものと、OSWが常に仕掛けていっているものとのイズムの戦いでもありますね。

三沢さんもリング上では出さないかもしれないですけれども、砕けた部分があるはずですから。鼓太郎さんもそういう部分を持っているはずなので、もっと自分をさらけ出した方がいいんじゃないですかと私は思っています。

――自分自身と世界観を広げられるかどうかという戦いでもありますね。

リングでは自分の全てを、生きざまを見せないと。「鼓太郎さん、まだ隠している部分があるんじゃないですか?」と。それを私が引っ張り出しますよ。

――禁断の扉を開けていくと。

開けちゃいましょう。

――その扉の中にはどういったものが見えてくるのか、当日楽しみですね。

そうですね。慌てて閉めるかもしれません。

⇒次ページ(ウナギ・サヤカ初参戦、OSW軍vsジョッカー軍全面対抗戦、覆面世界一 選手権の見解)

③ウナギ・サヤカ 初参戦について

ウナギは自身のX(旧Twitter)「恐ろしい歴史の幕開け」と発言

▼ミクスドタッグマッチ
菊タロー & SAKI
vs
くまのパーさん & ウナギ・サヤカ

――今回、本当に各団体を賑わしているウナギ・サヤカ選手が初参戦という形になります。今回、ウナギ選手自身はくまのパーさんと組みまして、対戦相手には菊タロー選手とSAKI選手とのタッグマッチが組まれました。この中でウナギ選手自身がX(旧Twitter)でOSW参戦について「恐ろしい歴史の幕開け」だと発言しております。これについてはいかがでしょうか。

僕からしたらウナギさんは電流爆破とかやっているのに。それ以上の恐ろしい幕開けだとOSWを思っているんですか?ありがとうございますって感じですね。よっぽどの覚悟を持っていらっしゃるようで。

――ウナギ・サヤカ選手の新しい魅力の一面が、OSWマットによって開花されるんじゃないかと私は思っています。

なるほど~!これでまたウナギ・サヤカさんは一段ステップアップするわけですね。

――ウナギ・サヤカというレスラーが、男子のリングにも上がって、ZERO1さんの火祭りでも戦って、男女マット関係なしに、ウナギ・サヤカの生き様というのを見せつけていると。それがOSWというマット上においてどのような融合を果たすのか。これは楽しみですね。

僕、最初OSWからウナギ・サヤカさんにオファーするとなった時に、断られるんじゃないかなと思っていました。でもOKをもらったので、ということはもう覚悟はできているんだなと思いました。

――新しいウナギ・サヤカ選手の禁断の1ページが開かれるのではないかと思います。

楽しみですね。

④井上雅央 vs 梶トマトの一騎打ちが決定

――今度は他の試合についても伺いたいといます。井上雅央選手対梶トマト選手のシングルマッチも決まりました。この試合に関してはいかがでしょうか。

井上雅央さんは我々に比べたら身体が一回り、ニ回り大きいので、その大きな身体を梶選手のスピードでどううまく料理するかという感じです。ベテランのパワーに押しつぶされるか、梶くんの若さで押し切るか。梶くんはチャンピオンですからね。

――大日本のマットでジュニア王者なので、王者としても負けられないし、井上雅央選手も日本プロレスマット界ではその名を刻んできた選手なので、この戦いはまた見物ですね。

これは本当にOSWらしからぬ、ガッチリした試合でやっていただきたいなと。

――これはそっち系なんですね。

はい。そっちでお願いします。

――でも、井上雅央選手もある意味コミカルなレスリングというのは、メジャーマットでもいろいろと披露してきていますので。

その井上雅央さんのスタイルは崩さずに、OSWに寄りすぎないように。

――じゃあ普段着のほうの試合を見せてもらいたいと?

そうです。普段着の井上さんでお願いします。

⑤OSW軍vsジョッカー軍全面対抗戦

©OSW

――そして、これはまだ選抜メンバーは決まっていないんですけれども、OSW軍対ジョッカー軍の戦いが繰り広げられることになりました。この構想に関してはいかがですか。

このジョッカー1号率いるジョッカー軍が、今すごい勢いで勢力を伸ばしておりまして、みんながジョッカーになりたいって行っちゃうわけです。

――ジョッカーの魅力って何なんですかね。

何なんでしょうね。ジョッカー1号さん自体はすごく頭を使って、毎試合毎試合タイトルマッチをやっているのは分かるんですけれども。会場入りした時の顔が憂鬱で可哀想なんですよ。月1でタイトルマッチがある。「試合のことを考えて昨日も眠れませんでした」って。もう解放してあげたいという気持ちもあるんですけれども、やはり彼は勝つんですよね。

――やはり、そういう星の元に生まれて、自分自身を追い詰められると余計に力を発揮するような方なんでしょうか。

今は苦しいかもしれないですけれども、これは何年後か分からないですけれども、絶対に自分の力になるので。「あ、あの時あれを頑張っていたから今があるんだ」ということに気づいて、必ずさらに大きな花が咲くので。今も「すげえな、ジョッカー1号さん」とは思いますけれども、まだまだこの先すごいことがあるので、今は頑張って乗り切ってくださいと。いつも陰ながら応援しています。僕もジョッカー軍団に入りたいぐらいですからね。

⑥OSW認定覆面世界一 選手権試合

〈第10代王者〉ジョッカー1号 vs くいしんぼう仮面〈挑戦者〉

――でもジョッカー選手はOSW認定を含めて世界一選手権で、今回はくいしんぼう仮面選手との一騎打ち、王座戦が決定しております。この試合の見どころ、勝敗予想はいかがですか。

我々、くいしんぼう仮面も含めてベテランになってるわけです。老害と言われないように我々頑張っているわけですけれども、もう世代交代の時は迫っているのではないかと。かといってジョッカー1号さんもそんなに若くはない。でも、いつまでもくいしんぼう仮面、菊タローの時代ではないのではないか。創始者、初代のエースくいしんぼう仮面を倒すことによって、本当にジョッカー軍団というものがグワっと勢いがついてきますね。

――底上げされて。

はい。それこそジョッカー軍団興行になるような。 ここは本当に負けられない。全てを失う覚悟でジョッカー1号さんは来ると思うので。ジョッカー軍団解散を賭けてぐらいの勢いで来ると思います。ただ、くいしんぼう仮面さんも百戦錬磨の選手ですから。ジョッカーさんには自分らしさを出してほしいです。

――くいしんぼう仮面選手のあの世界観にみんな大体引きずり込まれるじゃないですか。

はい。

――くるっとみんなやっちゃうので。

そうなんです。くいしんぼう仮面はグイグイ引っ張る人ではないので、うまいこと気がついたら自分の枠に入れているというか、それはやっぱりうまいなと思います。

――ジョッカー軍団では、歌のお兄さんも歌のジョッカーに変わってしまうぐらい。

これも心配なコの1人なんですけれどもね。歌のお兄さん自体が「大丈夫かい?」という感じで、「歌のジョッカーになって何か変わるのか君、大丈夫かい?」と心配ではあります。

⇒次ページ(OSWの未来に向けて練習生を絶賛募集中!!)

⑦OSWの未来に向けて練習生を絶賛募集中!!

――本当にいろいろな選手がOSWマットを彩って4周年という大会が迎えられて。今、絶賛募集中の練習生。

そうなんです!!

――これは今後のOSWの未来に向けても絶対必要な人たちですね。

やはりどこの会社、どこの団体でもそうなんですけれども、若い人材が欲しいです。今は車に乗らなくなったり、バイトをしなくなったり、Youtubeで稼げる時代ですから外に出なくても、家でパソコンをやっていたら中高生でもお金がもらえますから。「それじゃダメだよ、みんな。身体を動かした方がいいよ、身体を動かしたらもっと頭が動くよ」と。とりあえずOSWをまず見てほしいです。正直、お客様の中に若い方の顔が見えないんです。成熟したプロレスファンの方が見ている感じです。プロレスの入り口としては少し変わっているかもしれないですけれども、でも、絶対そういう方はいると思うんです。変化球から入る人がいるように。なので、とりあえずOSWに来てほしいです。小中学生は無料ですから。中学生であれば3年、4年経てば練習生になれますので。もしお兄ちゃんがいたらお兄ちゃんも連れてきてもらって。

――兄弟まで引きずり込んで(笑)

そうです!子供たちに見てほしいです。

――練習生は何歳から何歳という定義は今のところないんですよね。

ないので下手したら小学生も練習生になれるかもしれないです。

――未来のスターがもしかしたら来てくれる可能性もありますからね。

そうです。

――皆さんがOSWを見て「この団体に入りたいな」と思ってもらえるような楽しさというのは十分もうすでに兼ね備えていると思います。

ありがとうございます。

――ただ、そのタッチポイントというか、接触面がまだ弱いところを、我々ももっとプッシュしていけるように頑張って行きます。

お願いします。誘導してください。勘違いさせて。「思ってたのと違う。でも、面白い!」って思ってください。

――スカウトとかはどうですか。

スカウト?

――他団体も積極的にやっている所もあるので、ビリーさんがスカウト部長のような形で、団体のエースでもあるんですけれども、スカウト部長といったものもぜひご検討ください。

新しい情報ありがとうございます。

――OSWがこの先の10周年、20周年と続けていってほしいと思います。最後にエースとしてのこれからの目標を教えてください。

OSWはまだまだ本当に小さい団体ですけれども、元々子供たちの笑い声を聞きたいと。一つの目標は後楽園ホールでOSWの大会が打てるように。そこを 小中学生無料でたくさんの子供たちにお越しいただいて、たくさんの笑顔をOSWからお届けしたいと思っております。必ず実現させます。僕たちはできる!

――ありがとうございます。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

『OSW旗揚げ4周年記念大会』
日時:9月30日(土)12時試合開始
会場:東京・新木場1stRING

<決定分対戦カード>

▼ミクスドタッグマッチ
菊タロー & SAKI vs くまのパーさん & ウナギ・サヤカ

▼シングルマッチ
井上雅央 vs 梶トマト

▼OSW認定覆面世界一 選手権試合
<第10代王者>ジョッカー1号 vs くいしんぼう仮面<挑戦者>
※第10王者の4度目の防衛戦

▼スペシャルシングルマッチ
ビリーケン・キッド vs 鈴木鼓太郎

▼OSW軍vsジョッカー軍全面対抗戦
※出場選手、試合形式未定

⇒次ページ【動画】OSW伝説の試合シリーズ、ビリーケン・キッド vs #アルティメット・スパイダーJr.

【動画】OSW伝説の試合シリーズ、ビリーケン・キッド vs アルティメット・スパイダーJr.

インタビュー記事に戻る

© 株式会社リアルクロス