モロッコ地震 AMDA看護師派遣 医療チームの第1陣として2人

モロッコへ向けて出発する藤本さん(右)と荻野さん=JR岡山駅

 北アフリカ・モロッコ中部で起きた地震の被災者支援に向け、国際医療ボランティアAMDA(岡山市北区伊福町)は13日、医療チームの第1陣として看護師2人を派遣した。

 2人は藤本智子さん(47)=東京=と荻野祥子さん(44)=同。13日午前にAMDA本部を出発し、JR岡山駅で新幹線に乗り込んだ。羽田空港からトルコ経由で、現地時間の14日午後に最大都市カサブランカに到着する予定。

 2人はAMDAネパール支部の医師2人と現地で合流して情報収集し、医療支援を行う。岡山駅で藤本さんは「けがや感染症などの不安を和らげたい」、荻野さんは「病院が少ない地域もある。ニーズに合った支援を進める」と話した。

 現地の報道によると、12日時点で地震による死傷者は8400人を超えている。

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