いま、古事記がおもしろい! 町田康と三浦佑之による特別対談『よみがえる古事記』がNHKカルチャーで開催

NHK文化センターでは10月4日(水)19時より、作家の町田康と古代文学・伝承文学研究者の三浦佑之による特別対談『よみがえる古事記』を開催する。 ともに古事記を現代語に訳した二人が、古事記という物語の魅力、古典を現代語に訳す愉しみなどをたっぷりと語り合う。受講の申し込みはNHKカルチャーHPで受付中。

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古代の神々と英雄たちが繰り広げる〈世界の始まり〉の物語「古事記」。その古事記を自在な関西弁による現代語訳でいきいきとよみがえらせた町田康の『口訳 古事記』(講談社/2023年)が、いま大きな話題となっている。 対談の相手は、古事記ブームの先駆けとなったベストセラー『口語訳 古事記』(文藝春秋/2002年)の著者で、古代文学・伝承文学研究者の三浦佑之。 1300年の時を超えてよみがえり、現代人を惹きつける古事記の魅力、古事記にみる「語り」の豊かさ、古典を現代語に訳す愉しみや工夫など、たっぷりと話してもらう。朗読の時間も予定している。 会場は東京都港区のNHK文化センター青山教室(地下鉄「青山一丁目駅」直結)。Zoomでリアルタイム配信をするので、全国どこからでもオンラインでの受講もできる。

◎会場では、講座後に著書販売とサイン会を予定。

◎オンライン受講の方は、後日14日間の見逃し(アーカイブ)配信の特典つき。

講師プロフィール

町田 康(まちだ・こう)

1962年大阪府生まれ。1997年『くっすん大黒』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に「猫にかまけて」シリーズ、「スピンク日記」シリーズ、『ホサナ』『記憶の盆をどり』『湖畔の愛』『ギケイキ』『男の愛 たびだちの詩』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?』『口訳 古事記』など多数。

三浦佑之(みうら・すけゆき)

1946年三重県生まれ。千葉大学名誉教授。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。古代文学、伝承文学専攻。『村落伝承論──「遠野物語」から』(第5回上代文学会賞)、『浦島太郎の文学史──恋愛小説の発生』、『口語訳 古事記』(第1回角川財団学芸賞)、『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞)、『風土記の世界』、『列島語り──出雲・遠野・風土記』(赤坂憲雄氏との対談集)、『出雲神話論』、『「海の民」の日本神話──古代ヤポネシア表通りをゆく』等著書多数。

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