アスリートのマネジメントやセカンドキャリアのサポートなどを行う沖縄スポーツマネジメント(那覇市)は、アスリートの支援に取り組んでいる。世界の舞台を目指す県内の若手アスリートを支援し、スポーツの裾野を広げるイベントなどを開催する。同社の上原尚師取締役らが12日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、思いを語った。
上原氏は「企業がスポットを当てないとアスリートは活動が厳しい。プロジェクトをきっかけに、アスリートを応援する波ができれば」と力を込める。資金面で協力するリ・バース代表取締役(本社・東京)の古川英征氏は「地域に貢献したい。ポテンシャルがあるのにつぶれるのはもったいない」と熱意を示した。
沖縄スポーツマネジメントのマネジャーで、バレーボール選手として自身も支援を受ける永井智氏は「子どもたちのためのイベントも開催したい。トップを目指す選手だけでなく、広く選手育成につなげたい」と話した。
元ラグビー女子日本代表で、うるま市の小学生クラブの代表兼コーチを務める加藤あかり氏は「スポーツの価値を高め、トップレベルの選手を招くイベントで子どもたちに刺激を与えたい」と期待した。
(名波一樹)