9月12日(日本時間13日)にシアトルで行われたマリナーズ戦、大谷翔平が9試合連続で欠場したエンゼルスは0-8の完封負けを喫した。
エンゼルス先発は左腕パトリック・サンドバル、対するマリナーズ先発は新人右腕ブライアン・ウー。
試合は序盤から一方的な展開。1回裏、エラーと内野安打で二死一、二塁のピンチを招くと、エウヘニオ・スアレス、タイ・フランス、ディランー・ムーアに3連打を浴び3失点。
4回裏には二死満塁からJ・P・クロフォードに走者一掃の二塁打、続くロドリゲスにもタイムリーを許しこの回一挙4失点。5回裏にもスアレスにソロ本塁打を浴びるも5回を投げ切った先発サンドバルは8失点(自責点5)という散々な投球となった。
6回以降はブルペン陣がマリナーズ打線を0に抑えたが、1点でも返したいエンゼルス打線はこの日6度の三者凡退を喫するなど反撃の糸口をつかめずに完封負け。
前日の試合では延長11回の接戦に勝利し3連勝を記録していたエンゼルスだったがここで連勝ストップ。9月の戦績は4勝8敗となった。
この日で9試合連続欠場となった大谷は、今日の試合前のウォームアップでまだ100%の状態ではないと感じスタメンから外れた。フィル・ネビン監督は出場可否の判断を大谷に任せており、今後については「万全の状態だと大谷が言ってきたら出場させる」としている。
大谷はここまでの好成績から、欠場していてもなおア・リーグのMVPが確実視されている。本塁打数はリーグトップの44本で、本塁打王のタイトルを獲得すれば日本人メジャーリーガー初となる。2位のルイス・ロバートJr.は9月に入ってまだ本塁打がなく、大谷と9本差の35本塁打。ロバートJr.の所属するホワイトソックスは残り17試合と、大谷の本塁打王の可能性は日々高まりつつある。