阪神優勝へ、1300人態勢 雑踏事故警戒を強化、大阪府警

2005年、阪神がリーグ優勝し、大勢の警察官が厳戒するなか大阪・道頓堀に集まった人たち

 プロ野球阪神が18年ぶりのリーグ優勝に迫る中、大阪府警は雑踏事故への警戒を強めている。韓国・ソウルの梨泰院で昨年10月、150人以上が死亡した事故があったばかり。府警は優勝当日、多くのファンが押し寄せて事故の危険性がある大阪市の繁華街・ミナミを中心に、約1300人の厳戒態勢を敷く方針だ。

 府警によると、道頓堀川にかかる戎橋周辺には歩行者を誘導する「DJポリス」を配置する。1平方メートルに10人以上が密集した状況で起きやすく、人々が次々と転倒する「群衆雪崩」を防ごうと、注意を呼びかけて安全確保に努めるとしている。群衆雪崩は梨泰院でも起こったとみられる。

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